
みなさん、こんにちは。人財部 採用育成担当の樽角です。
採用業務に携わって10年。
就職活動のシーンにおいて、これまで多くの学生の方々と接点を設けてきました。
今回のテーマは「プレ期って何をすればいいの?」
就職活動が始まる前に注力すべきことはなんでしょうか。
みなさまのヒントになれば幸いです!
そもそもプレ期とは…
みなさんは「プレ期」という言葉をご存じでしょうか。
一般的には3月1日の広報解禁前の期間を指しています。
広報解禁とは企業がナビ媒体での求人掲載や合同企業説明会等を通じ採用活動を開始するタイミングを指しており、 「プレ期」は企業が採用活動を開始する前の期間、という認識をお持ちいただければ分かりやすいかと思います。
では、その期間に必要なこととはどのようなことでしょうか?
就職活動に不安を抱える学生の方々からも良く問い合わせを受ける内容であり、ご覧いただいている方の中にも同じような気持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
プレ期に何に注力するかでその後の就職活動が有意義に進められるか否かが決まります。
プレ期にすべき事
就職活動前、すなわち「プレ期」にすべき事として、
- 自己分析
- 業界・企業研究
- ES・面接対策
などが挙げられます。
これらは一般的にも論じられることが多いですが、シンプルにプレ期には就職活動に関連する 一連の事を「知る事」が最も重要です。
知らずして自身の納得がいく活動はできません。 上記の中では「自己分析、業界・企業分析」に先ずは注力しましょう。
就職活動を航海に例えるならば、
船…自分自身

海…採用市場/業界の動向

港…目的地(第一志望)

と置き換える事ができます。自身の船はどのような特徴(強み/弱み)を持った船でしょうか? 船の特徴すなわち自身の強み/弱みを理解せずして就職活動という航海をすることはできないでしょう。
現在の海はどのような状態なのか…荒れた海なのか、穏やかな海なのか?海の状況、言い換えるなら採用市場における求人倍率や業界の市場規模や動向などを知らなければ効果的に就職活動を進めることは困難でしょう。
また目指す港を知る事…そもそもどの港を目指して航海に出るのか? 大きい港なのか小さな港なのか、遠い先の港なのか、近い港なのか、多くの船が止まっているのかなど… 目指す港(第一志望とする企業)の事を知らなければ大海原の中、目指す港に到着する事は難しいでしょう。
自分自身の強みや弱みを知り、採用市場や業界の動向、 そして目指す(あなたの志望する)企業の事を知らなければ ・自身の強みを企業でどのように活かすのか ・なぜその企業を志望するのかという事を明確に、そして納得感をもってES(エントリーシート)や面接で表現することはできません。
よく就職活動は恋愛に例えられますがが相手(企業)のことを全く知らずして告白することはできませんよね(笑) 告白された側(企業)も自身のことを知らない人から告白されてもお付き合いするはずもありません。 まずは「知る事」が圧倒的に重要なのです。
「知る」為にすべきこと…
プレ期に注力すべきこととして前段で下記2点を挙げました。
「自己分析(自分を知る)」
「業界/企業を知る」
これらはどのように進めていけばよいのでしょうか。
とにかく行動する事、自らアクションを起こすことです。待っていても視界が開ける事はありません。
自己分析(自分を知る)には、適性検査をはじめとして様々な方法がありますが 先ずは第一歩としてこれまでのご自身の人生を棚卸する事をお勧めします。
例えば、印象深い出来事や影響を受けた人や出来事その出来事を通じて感じた事を年代別 (小学校入学前、小学生時、中学生時、高校生時~)に記載することであなたの経験や価値観を可視化する事ができます。 大切にしている価値観や自分らしさというような、 自身のパーソナリティ(強み/弱み)に改めて気づくこともあるでしょう。
また友人に「自身はどのように見えているのか」を尋ねてみるのもよいでしょう。 あなたの考える自分らしさと、他人からみるあなたらしさのギャップを発見できるかもしれません。
業界/企業を知るには、とにかくインターンシップに参加する事。 そして先入観(イメージ)で業界や企業を判断せずフットワーク軽く参加してみる事。 とにかく『食わず嫌いをしない事』が重要です!
「知る事」は自身が未知の領域に飛び込むことで生まれます。 インターンシップに参加し企業や業界を知ることで就職活動の選択肢は無限に広がっていきます。 就職活動の選択肢を広げるという事はご自身の活躍できるフィールドを開拓するという事です。 インターンシップに参加することは、まさに有意義な就職活動に直結するのです。
あなたらしさを最も発揮できる企業と出会う為にも、 プレ期には先ずは自分/市場/業界を「知る事」から始めてみてはいかがでしょうか。