
こんにちは!読書の秋が到来しました。私は読書が好きですが、苦手な方も多いと思います。そこで今回は本を読むとどんないいことがあるのかお伝えします。
就活生は何のために本を読むのか?
本が苦手な方、本を全く読まない方も多いと思います。読まなくても生活に全く支障がない。つまり本を読む必要が無い。では、そもそも何のために本を読むのか?という話になります。正直本を読む理由も千差万別、人それぞれなので一概に言えるわけもないのですが、就活生に限って言えば「自分の意見」を持つ為に本を読むことが大きな目的の一つといえます。
就活では「自分の意見」が試される!
- 企業選び
- インターンシップ
- グループディスカッション
- 面接
- 志望動機
自分の意見を持つうえで大切なこと
複数の情報源を持つこと!
皆さんはどれだけの情報源を持っていますか?新聞、テレビ、ネット、本など様々なメディアがあり、情報源としての特徴があります。新聞であれば報道機関としての使命を持ち、真実を伝えることに重きを置いています。テレビは映像で分かりやすく演出も交えて大衆へ伝えるメディアです。ネットは誰でもいつでも情報を配信することが可能ですが、情報の信憑性が問われます。本は専門家が課題に対する分析と考察を重ねた結論が書かれていますが、情報が古いという欠点もあります。
大切なことは、メディアの特徴を理解して情報源を複数持つことです。最近だと「ネットだけ」になりがちですが、情報の信ぴょう性が問われるので、そのまま鵜呑みにしていると間違った情報を発信してしまう可能性があります。また、ネットは検索する側の趣味嗜好に合わせた関連記事が集まるので、思考が偏りやすい傾向もあります。いつのまにか自分の好きな情報や考え方に固執してしまい、一方的な視点での意見になってしまうかもしれません。
ネットで情報を収集しながら、その参考文献も読むことで、意見や手法の根拠が明確になり、誤った情報発信を防いでくれます。また、1つの事象を複数の情報源から多角的に見ることにより、柔軟でオリジナリティー溢れる自分の意見を持つことができます。
10冊読んだらプロレベル
今まで多くの人事セミナーに参加してきました。トップレベルの人事マンは、多くの大企業を渡り歩いています。そして共通して口にするのが、専門書を10冊読むという事です。業種の違う企業に転職しても、その業種の専門書を10冊読めばおおよその事は理解でき、企業の専門家とも話し合うことが出来るという事でした。
HPや採用広告は企業の伝えたい表面しか書かれていません。しかし企業に関する多くの専門書は、その企業や業界が抱える課題と今後の展望について書かれています。このような専門書を10冊読むことで、深く多角的に企業や業界を理解することが出来、課題と展望が具体的に把握できます。企業が求めているのは、業界や企業の課題を把握して解決に導こうとする主体的な人財です。このレベルの「自分の意見」を持つことができれば、最終選考で企業のトップと渡り合える面接が実現できるのです。

まとめ
就活は入社がゴールではなく、入社してからどんな活躍が出来るかが最も大切です。企業や業界の本を読むことで、現状の課題と未来の展望をより深く学ぶことが出来ます。それにより、10年後のキャリアをイメージすることが出来るのです。志望動機で問われているのもまさにこの部分です。つまり、企業や業界の課題を把握し、その課題に対してどんな「自分の意見」を持って未来を切り開いていくか?を問われているという事です。
就活では多くの場面で「自分の意見」が求められます。柔軟でオリジナリティー溢れる「自分の意見」を持つためには、ネットでは広く情報を集めて視野を広げ、気になる企業や業界の本を読んで、企業や業界の課題と展望を把握し、視座を高めるとことをお勧めします。この秋は是非読書にチャレンジしてみてください。