
みなさん、こんにちは。たるさんです。
今回から私の写真を変えてみました(笑)
今回のテーマは「アルバイトへの向き合い方」。
多くの方が学生時代に一度は関わるであろうアルバイト。
そこへの向き合い方を解説します。
アルバイトの実態について
みなさんはアルバイトに従事していますか?
以前発表されたアルバイトの実態調査によると大学生の方々の従事率はおよそ80%という事でした。
この数値をどのように捉えるかを一概に定義する事は難しいかもしれませんが、大学で研究を行っているなどアルバイトに捻出する時間を創出する事が難しい学生も含まれていることを鑑みると、大半の大学生がアルバイトに従事している、と認識して概ね間違えないと思います。
ここで気になるのがその中身、つまりアルバイトの目的、また将来の就職活動を意識した上でのアルバイト選択なのか、という部分です。
目的の上位は
1.58.5% 貯金をするため
2.48.9% 自分の生活費のため
3.47.7% 趣味のため
となっており、就職活動を意識してアルバイトを行っている学生は大学3年生が27.8%と最も高い数値でした。
一方、大学1~2年生でもおよそ20%の学生が就職活動を意識しながらアルバイトを行っている、という実態も明らかになりました。
実態調査から考察できること
前述の実態調査とは趣旨が異なりますが、求職者が何を重視してアルバイト先を選ぶか、という視点においては“職場の近さ(アクセスの良さ)”“シフトの融通が利くか”“時給の高さ”などが挙げられます。
これを踏まえると、自身の貯金や生活費のためにアクセスが良くシフトの融通が利き、自身の納得する時給で働くことができる職場をアルバイト先に選ぶ、という事が一般的な選び方と想定されます。
従って
1.貯金をするため 2.自分の生活費のため 3.趣味のため
という目的をもってアルバイトを始める方が多いですがそれ以外の事(つまり“どんなアルバイトをするのか?”)という事を優先的に考えてからアルバイトを探す方は比較的少ないという事が言えかもしれません。
一方で就職活動の面接のシーンにおいては自身の人柄や経験を表現する際に面接やエントリーシートでアルバイト経験を記載する方が非常に多いのも事実です。
であるならば、就職活動を意識した上で
・アルバイトを探すこと
・アルバイトに取り組むこと
でより効果的が高まる、と考えてよいでしょう。
どのように向き合うか
アルバイトに就職活動という意識を取り入れる事を前提に、求職者・従事者の視点で考えてみましょう。
求職者つまり、これからアルバイトを探す方はどのようにアルバイトに向き合う(≒選ぶ)事が効果的でしょうか。
例えば、カフェ巡りが趣味なのでカフェでアルバイトをする等、自身の趣味や興味のある業界のアルバイトを選択するという探し方も良いと思いますが、私はズバリ全く知らない(関わったことのない)業界でアルバイトする事をお勧めします。
就職活動においては、自身の身近にある企業、名前を聞いたことがある企業、という観点でエントリーする企業を選びがちです。
自身の知っている企業からエントリーする方が楽だからという事も理解できます。
しかし、そのような観点が視野を狭めてしまい、マッチした企業と出会うことなく自身の将来の可能性を自らが低下させてしまう、という事はよくあります。
大手企業は倫理憲章に基づいて毎年6月1日から内定出しを順次行いますが願い叶わずその時期から新たな業界研究を行うという学生の光景を毎年目にします。
であれば、新たな発見が限定されてしまう趣味や嗜好に則したアルバイトではなく、自身の全く知らない業界でアルバイトする方が、将来の就職活動に向けても業界研究につながり、より効果的な時間を過ごすことができるでしょう。
続いて従事者、既にアルバイトをしている方の向き合い方です。その方々は、就職活動でのアウトプットを意識して取り組むことが重要と言えるでしょう。
アルバイトでの学びを意識する事、つまり面接やエントリーシートでのアウトプットを想定した中で、
- どのような強みを発揮しているか
- 問題/課題解決のエピソード
- アルバイト仲間とのコミュニケーション
などを自身でイメージしながら取り組むことでより効果性が高まるでしょう。
いかがでしたか。
多くの方が学生時代に経験するアルバイトですが、やがて来る就職活動を意識して“探す/従事する”ことで大きな学びがあると言えます。
- 自己分析
- 業界分析
- 問題/課題解決
- コミュニケーション
- 人財育成
など、様々な学びの視点を持ちながら取り組むことで今後の就職活動でのアウトプットにつながる他、社会人となっても自身の“強み”として活かすこともできます。
みなさんが多くの時間を過ごすアルバイトにも意志と意図をもって取り組みましょう。