
みなさん、こんにちは。
今回は「ホワイト企業アワード」についてお話しします。
是非、就職活動の参考にしてみてください。
ホワイト企業アワードとは
みなさんは「ホワイト企業アワード」という言葉をご存じでしょうか。先般、主に企業の労務管理を表現する言葉として「ブラック」という表現を聞くことがあるかと思います。
ご自身が将来働くことをイメージしてください。「ホワイト」か「ブラック」かどちらの企業が良いでしょうか?と問われた時、どちらを選択するかは容易に想像できるでしょう。
一般的に「ブラック」といえば、サービス残業/長時間労働/法定休日が取得できない、というようなことがイメージされるかと思いますが、一方で「ホワイト」な企業をより具体的に示すことはなかなか難しいかもしれません。
それを客観指標を用いて認定をする取組みが「ホワイト企業アワード」です。
「ホワイト企業アワード」は一般財団法人日本次世代企業普及機構(通称:ホワイト財団)が
- 次世代に残すべき素晴らしい企業
- 家族に入社を勧めたい
- 次世代に残していきたい企業
という視点で評価・表彰しており、 それには下記の要素と指標が用いられています。
◆要素
・長期に亘って健全な経営を続けられる優れたビジネスを行う企業
・従業員が安心して働き続けるために優れた社内統治を行う企業
・時代のニーズに合わせた従業員の働きがい(エンゲージメント)を高く保つ企業
◆指標
・ビジネスモデル/生産性
・ダイバーシティ&インクルージョン
・ワーク・ライフバランス
・健康経営
・人材育成/働きがい
・リスクマネジメント
・労働法遵守
いかがでしょうか。自らが働くという視点に立った際にはどの要素や指標も兼ね備えた企業が良い、と感じられるのではないでしょうか。
ホワイト企業認定と企業選択
さて、ホワイト企業アワードの選出基準は前段でお伝えさせていただきましたが、ホワイト企業の認定を受ける事でどのようなメリットがあるのでしょうか。
一般的には社会(または従業員)に対して、コンプライアンスを遵守したクリーンな企業であり、安心・安全性をアピールする事が出来ること、企業イメージの向上や従業員のエンゲージメント向上(≒離職防止)につながることがメリットと言えるでしょう。
これだけでも十分価値がある事ですが、この認定が最も大きな力を発揮するのは採用活動つまり、就職活動における学生への企業アピールのシーンです。
学生からすればナビサイトに掲載されている数万社の中から企業を選択するという事は非常に難易度が高い事ですが、ホワイト企業の認定を受けている、という事でエントリーへのハードルが下がることは言うまでもないでしょう。
またそれが、自社独自のアピールや学生の視点ではなく第三者機関からの認定である、という事も客観的な視点に基づいた評価という点において信頼のできる証であると言えます。
弊社も僭越ながら2018年に「第3回ホワイト企業アワード、理念共有部門賞」を受賞しており本年、2020年にはゴールドに更新、「ワークライフバランス/人財育成・働きがい」という領域においての取組を評価いただいています。
「理念共有」とは、自社の存在意義や最上位の価値観という企業の最も重要とする考え方(=理念)がマルハンの12,000名の全従業員に浸透している事、またそれが継承される仕組みや風土がある事を指しており、組織の目指すべきものが従業員一人一人に浸透し、それを実現するためのチームのベクトルが同じ方向に向かっていることを示しています。
組織の目標、チームの心がける行動指針など大切にしている考えを一人一人が認識し実践している組織と、そうでない組織でどちらの方が仕事にやりがいをもって取組む事ができるかは容易に想像ができるかと思います。
残りの実施回数がわずかとなりましたが我々のインターンシップもオンラインで実施しており企業文化を感じる事が出来ると思いますので、ご興味がありましたら是非ご参加ください。
さて、ここまでホワイト企業アワードや認定を取得したことによる恩恵をお伝えしてきましたが、最後にそれをどのように企業選択(=就職活動)に活かすかという視点でお話ししたいと思います。
ホワイト企業認定の評価要素や指標からも読み取れるように企業のアピールポイントは千差万別です。
本ブログでも何度もお伝えしてきたように最も重要なことは、自身が働く上で何を大切にしていきたいか、譲れないもの(軸)を明確にしそれに従って企業を選択する、という事です。
自身の軸を定めずに、またそれを企業選びの判断基準にしなければ、どんなに魅力的な企業に入社を果たしてもギャップを生むだけの選択になります。
就職活動の目的を内定を取得する事とせず、自らの描いた人生を実現するためのスタート地点を選択する、という視点で自身のブレない軸を持ち、ホワイト企業認定に代表されるような企業の強み把握した上で企業の選択を行いましょう。